銭形愛「死んだ魚の謎〜美人作家付き人殺人事件〜」

この頃までは、結構マジ路線を目指していたって感じですね。この回は最初から犯人がわかっていて(ケータイ刑事シリーズの場合、ゲスト出演者が犯人役をやるからいつでも最初から犯人がわかっているというのは置いといて)どうやってトリックを暴いていくかという刑事コロンボ風のスタイルに挑戦した痕が見て取れます。それからシリーズが進んだ現時点で見ると、「ゴーストライター」、「塩水が乾いたシミ」、「被害者と一緒に死んでいた生物の死亡時刻」、「被害者の倒れていた位置」などこの話のエピソードや謎解きの鍵が後に再利用されているがわかります。ちなみに、先週の銭形泪の「あーもったいない!..」にもこれらのいくつかが出てきます。