銭形泪2nd「さよなら、柴田さん〜無差別爆破事件」

ケータイ刑事シリーズで爆弾ネタが出てくるのはこの話が3回目だと思うけど、結局、毎回最後に爆発を止めるにはどちらかの線を切らないとという話になって、マンネリ気味。大体、柴田は無頓着に爆弾のふたを開けるけど、ふたを開けたら爆発する爆弾だってあるんだから...。
ついでに、その柴田、車の後ろに隠れていたって言うけど、泪たちがバンの一番後ろに乗ってて、どこに隠れてたんだろう。ひょっとして外にはりついてた?.
もう一つつっこむと、太陽は惑星じゃないですからー。10個の惑星に数字を割り当てるんじゃなくて、9個の惑星に1から9まで割り当て、太陽は惑星じゃないので0と説明するのがいいのではないかと。

重箱の隅をつつく以外だと、銭形泪シリーズでは、泪がうそ泣きをするのがお約束だけど、この話では高村と柴田のケンカを止めようとしてうそ泣きをするという変則パターン。変則といっても、ストーリー的には自然。.
それから、柴田が爆弾を持って言った場所で、高村が「ここは昔、華麗なる銃撃戦をした場所で、これがその銃撃戦のあと」といってたのは、「華麗なる刑事」からのネタですね。多分、あの弾痕の形をおんなじにしてるんじゃないかと思うんだけど、「華麗なる刑事」の方を良く知らないのではっきりは分かりません。

最後にDVDについているメイキングの話になっちゃうんだけど、爆弾を持って1人でどこかへ行った柴田とテレビ電話で話して、泪が泣くシーンの撮影風景がメイキングに入っています。そこでは、モキュが感情移入して涙を流したままで、2回撮りなおしをする様子が収録されてます。他の役者さんが普段どうかは良く知らないけど、わざわざメイキングに収録するんだから、だれでもできるということではないのかも。
その2回の撮りなおしなんだけど、1回目はモキュ自身が台詞を噛んだという単純ミスで、これは素人でもすぐにわかる。2回目は演技を変えて撮りなおしてるんだけど、最初の演技で、モキュが”違う”とつぶやいて、草刈正雄と2,3言打ち合わせて、監督の指示を聞いて2回目の演技をしています。この間涙を流したまま(つまり「泣いている泪」の状態のまま)というのがすごいところなんだけど、僕が気になるのはモキュがつぶやいた"違う"という言葉。これは、演じてみてこうじゃないと思ったのか、単に草刈正雄が演技を間違えたのか。メイキングビデオではそこまでわからないんだけど、もし前者だとすると、それもまたすごいなと。