ライブドアはなぜ買収という手段をとったか

 近鉄球団の買収は、まずは堂々と名乗りを上げたのに、旧世代のしぶとい抵抗に遭い、理不尽な形でつぶされた。今回は、情報管理を行い、重要事項に関する拒否権を取得する量の株を取得してから、発表を行った。このやり方への批判も出ている。 (中略)  では、フジテレビ側の意向を確認したら、スムーズに「提携」の運びになったのか。ありえない。旧勢力の抵抗をプロ野球問題で思い知らされた堀江氏は、同じ轍を踏まないために、合法的な別の手段を用いたのだろう。

結構ボリュームのあるこの文章、所々それはどうかなと思うところもあるけど、この部分に関しては、なるほどという感じ(実際はどうかわからないけど)。自分でも経験あるが、世の中”何を言ったか”というより“だれが言ったか”の方が重要。同じアイデアでも新人が言っても相手にされないのに重役が言うといきなり商品化されたりする。筆頭株主となって話を聞かざるを得ない状況を作りたかったというのは説得力がある。