地上波デジタルで是非実現して欲しいこと

9月に日比谷野音であったUAのライブをBS2で見てたら、地震。1分しないうちに、画面に地震情報のテロップ。それから、約20分間ほぼテロップ出っぱなし。UAの放つオーラが一つの空間を作りだし観客はその空間にすいこまれていくといった、ライブの醍醐味が台無し。
まあ、地震発生直後は、画面にテロップだすのは仕方ないとしよう。しかし、3分もしないうちに震源地が内陸で津波の心配がないとわかった時点で、私にとっては、そして全国レベルで見れば大多数にとっては、ニュースとしての価値はなくなっているのだ。
UAの顔の上に数分間に渡って羅列された震度3を記録した何十もの市町村名なぞゴミでしかない。(それも、2回も!)。100歩ゆずって、テレビ局として伝えなければならないにしても、BS2でやる必要はない。じっさい、BS1や総合テレビでは臨時ニュースに切り替わっていたんだから、知りたい人はそっちを見ればいいだけの話。何のためチャンネルをたくさん持っているのか。
ところで、こんな事が起こるのも、現行の放送ではテロップを出す以外、番組中に〈番組とは関係ない〉情報を伝達する手段がないからだ。ところが、聞くところによると地上波デジタル放送になるといろいろなデータも送られてくると言うではないか。是非とも、地上波デジタルでは、緊急ニュースをテロップにして送るのではなく、データとして送って、興味なければ画面に出ないように出きるようにして欲しいものだ。野球選手のプロフィールや、今出てたお店の情報なんかよりよほど必要とされていると思うのだが。