津波の「津]って?

今回のインド洋大津波で、「tsunami」が国際用語だと知った人も多いようです。私は、知識としては知ってましたが、ニュースでドイツの人が撮影したというビデオに撮影者の”tsunami”という声が入っているの聞いて、しみじみ実感しました。
ところで、ふと、なんで津波は「津波」というのか気になりました。「波」は波なので、問題は「津」ですよね。ググッてみたところ、「津」は港という意味というのはすぐ出てくるんですが、そこで止まっていてなんで”港の波”か説明したページがなかなか出てきません。(ネットで調べものをするとこういうのが多い)結局、

 津波の「津」は、船の着く場所とか港を意味する言葉です。漁に出ていた漁師が沖合では津波に気がつかなかったのに、港に帰って初めてその被害を知ったということで、津波という言葉が生まれたといわれています。

ということらしいです。

ちなみに、こういう話もあるみたい。

今月26日にアジア各地とアフリカの一部を襲った津波について、世界の科学者の間で、これまで一般に使われてきた「TIDAL WAVE(潮汐波)」という英語表記は厳密に言えば適切ではなく、「TSUNAMI(津波)」という用語に修正すべきだとの見解が広がっている その理由について科学者らは、今回スリランカ、インド、インドネシア、タイその他の国々を津波が直撃したのはインド洋の海底プレートの断層の大規模なずれが原因であり、月の引力による潮汐現象によって引き起こされたのではないと指摘。地震頻発地帯にある日本で「津(船着場)」に打ち寄せる波を指す言葉として使われてきた「津波」という言葉を引用した「TSUNAMI」の方が適切だとしている。