大河ドラマの見方

昨日の新撰組、良かった。武田観柳斎という人物を通して、人間の弱さ、そして時代の変化について行けず取り残されていく者の悲哀がうまく表現されていた。
河合耆三郎を死に追いやってまで手に入れた西洋式の兵法書を見つめる姿がなんとも切なかった。
この新撰組、史実と違うと言うことで批判する人いるし、この武田観柳斎の死も史実とは違ってるけど、史実に忠実に描くだけなら日曜日の夜8時なんかにやる必要はなくて、教育テレビかなんかでやればいいわけで、歴史的な出来事を題材に創作の肉付けをして、そこに込められた作家や役者のメッセージを感じ取るのが、正しい見方であろう。というか、大河ドラマに限らず、歴史物すべてに言えると思うが。